The Partner For You.
ともに進み、ともに創る。――給食の未来へ。
2025年6月、フジ産業株式会社の代表取締役社長に就任いたしました山下 剛です。
私たちは「食を通じて、人・社会から信頼され豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」という企業理念のもと、1968年の創設以来、長年にわたって給食事業を展開、多くの実績・ノウハウを蓄積してきました。
現在学校分野(小中学校や保育園)、メディカル分野(病院や福祉施設)、産業・一般分野(オフィス・工場・官公庁や寮・研修施設・保養施設)の3分野で、分野ごとに特化しつつも、相互に連携し、事業を展開しております。 しかし、高齢化、人口減少、人材難、CO2排出量削減、食品原材料の高騰といった様々な課題が加速度的に深まる中で、給食業界は今まさに大きな転換点を迎えています。
このような変化の時代において、私たちは「持続可能な給食のかたち」を創る挑戦を進めています。 その中心にあるのが、完全調理済食品「クックパック」を軸とした省人化運営モデルの確立と拡大です。調理現場の負担を軽減しながら、ヘルシー食、高齢者向け嚥下食などお客様のニーズに合わせ多種多様な食事を安定的に提供するこの取り組みは、特に福祉・医療現場で深刻化する人材不足解消にも大きく貢献できると確信しています。
また、私たちは、食の安全・安心は、食を提供する企業にとってすべての仕事の入り口であると考えており、HACCPの取得、衛生管理の高度化、食材のトレーサビリティ、従業員教育の徹底などあらゆる手段を講じ、お客様に安全・安心な食を提供します。 加えて、デジタル技術やAIの積極活用による業務の効率化と品質向上にも取り組み、持続可能な経営基盤を構築してまいります。
私の使命は、「変化を恐れず、挑戦を続ける企業文化」をより一層根付かせ、社員一人ひとりの想いと力を活かしながら、フジ産業を“選ばれ続けるパートナー”へと進化させていくことにあります。 “食”という社会インフラを支える責任を胸に、これからもお客様とともに、そして社会とともに、前進を続けてまいります。引き続き、皆様の温かいご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年6月
フジ産業株式会社 代表取締役社長